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地域課題解決プロジェクト

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美瑛町異業種人材育成研修「地域課題解決プロジェクト」

美瑛町異業種人材育成研修の取り組みについて

異業種研修の様子
 

 美瑛町では、平成25年度より地域人材育成研修交流センター(旧旭小学校)を拠点として、ヤフー株式会社をはじめとした企業各社の社員と、町内関係機関で働く若者たちでチームを構成し、町が抱える課題の発見から解決策の提案までを行う「地域課題解決プロジェクト」を実施しています。
研修の様子1
 企業の方々は、半年間をかけて何度も美瑛町を訪れ聞き取り調査などを行い、美瑛町ならではの提案に向けて検討を重ね、最終的に実現の可能性がある提案を行うという研修です。また、異業種の多様な人材と一緒に難しい課題に取り組むことで参加者の成長を促す「人材育成」にも取り組んでいます。
 今回は平成29年度に実施したプロジェクトで提案された内容についてご紹介します。
異業種研修の様子 

研修年間スケジュール

スケジュール

Aチーム

Aチームの発表
 2020年の学習指導要領改訂で英語の科目化やプログラミング教育必修化など新しい教育内容が導入されます。

 しかしプログラミング教育を取り巻く環境は、機器や環境の整備が進んでいる一方、必修化ということもあり、未確定な部分がかなり多いという課題が見えてきました。この教育の目的は、「自分でコンピュータを使用して何かをつくることができるという気付きを得ること」や「プログラミング的思考(論理的思考)を身につけること」とされていますが、その育成方法や実施にあたっても学校や先生の負担が大きいと考えられます。

 このような状況からAチームは美瑛町教育委員会を中心とした事前準備に関する提案をします。


~Aチームの提案~

 課題解決に向けて次の2点を挙げます。「プログラミング支援員の配置」と「美瑛町主催のプログラミング講座の開催」です。実施にあたっては3か年とし美瑛町内にプログラミング教育の経験値を増やしていく計画です。「プログラミング支援員」は地域おこし協力隊を活用し町外から人材を確保します。町教育委員会が主体となる「プログラミング講座」では、基礎講座を繰り返し実施し、多くの子供たちがプログラミングに触れる機会を創出するものです。

教育委員会が中心となりプログラミング支援員を配置し、企業・大学・NPO等と協力しながらプログラミング講座を実施し、さらに学校・先生との連携も図ることで、今後の準備が円滑に進む3か年となることが期待されます。
 

Bチーム

Bチームの発表
 年々減少している美瑛高校の入学者数。仮に3人減ると2クラスが1クラスになってしまい、将来的に再編対象となる可能性があります。主な原因としては、上川管内学区内の中学生の減少や美瑛高校を志望する町内中学生の減少があげられます。

 これまでも広報紙に美瑛校だよりの折り込みやフォーラムなどを開催し、生徒の減少対策に取り組んできましたが、思うような成果につながっていない現状があります。

 そこでBチームは学区外からも生徒を募集できる仕組みや町と高校の距離を縮める取組に転換すべきと考えます。
 
~Bチームの提案~
 

 「スイッチ」これは未来を見据えた転換です。美瑛町を想い行動できる生徒があふれる高校に、そして高校が町の中心となり、地域と産業と人を繋いでいく。そのためには2つの「スイッチ」が必要と考えました。美瑛町の強みである食を生かした「フードデザイン科」の新設と地域振興や特色ある学校づくりを進めるための「町立」への転換を提案します。

 2020年度からの町立化実現に向けて、体制や場所、コストなども検討し実現可能であると考えられます。また学区外からの人材確保、全国募集することで、まちの活性化も期待できます。まちづくりはひとづくりから、美瑛町を支える産業は、人で成り立っています。人を輩出する美瑛高校を地域と繋げることによって、地域の未来を守ることが期待できます。
 

Cチーム

Cチームの発表
 Cチームは「教育の充実が地域を活性化する」と考えます。町内の子供たちの人口も減少し、どうすれば中学生が美瑛町にとどまってくれるか、意識調査を行いました。「大人になっても美瑛で暮らしたいか」の問いに、不便だから暮さないと答える一方で、美瑛町の美しい景観や豊かな自然に誇りと愛着を持っている中学生も多いことがわかりました。このような現状から「美瑛で暮らしたい」という気持ちを育むことで人口減少に対してもアプローチができるのではないかと考えます。

 丘のまちびえいを守り育てるふるさと学習「美瑛学」を推進してはどうでしょうか。
 
~Cチームの提案~
 

 これまでも美瑛町ではふるさと学習に取り組まれていますが、美瑛の資源を活用したマーケティングや企画を能動的に学ぶプログラム「美瑛学2.0」として、より一歩前へ進んだ美瑛学を提案します。中学生にご協力いただき実際に美瑛の素材を生かした商品製作(今回の題材はジュース)と売るための企画立案、成果の発表会を行いました。夏休みを活用し、集中的に学ぶことで、美瑛をより深く知り、ジュースを製作、売るためにどんな工夫が必要かなども考えます。こうしたことから、自分の考えを伝える力なども身につけられると考えます。この「美瑛学2.0」を通じて「美瑛で暮らしたい」と思う生徒を一人でも増やし、友人や後輩に対しても美瑛の良さを発信することで、人口減少に歯止めがかかることも期待できます。
 

Dチーム

Dチームの発表
 Bチーム同様、美瑛高校の入学者数が年々減少していることに着目しました。外部講師を招くなどキャリア教育にも力を入れていますが、強みになっているとは言い難い現状です。Dチームは「新たな魅力」を加えることで入学者増に向けた提案をします。
 
~Dチームの提案~
 

 町営英語塾「美瑛塾」を提案します。なぜ今英語なのか。2020年の大学入試センター試験では「読む・聞く」ことに「話す・書く」が追加され自分の考えをどう伝えるか、また会社もグローバル化してきており、英語の強化が重要であると感じています。また美瑛町には大勢の外国人観光客も訪れ、コミュニケーションを取るうえでも必要であると考えます。

 なぜ町営か。商工会や観光協会を巻き込んだ運営が可能で教員の業務負担も軽減でき、町と高校だけで判断できる意思決定の早さも期待できます。運営には地域おこし協力隊を活用します。英会話の実践は美瑛駅前で外国人観光客との会話を通じて学ぶことができると考えます。英語を通して視野を広げたり技能を高めることで個人の可能性も広がる高校になります。

 「美瑛塾」を通して卒業生たちが町内外で今まで以上に活躍する未来を創り、美瑛高校の新たなイメージをつくってくれると信じています。
 

Eチーム

Eチームの発表
 美瑛町内の小学校は小規模校が多く「意思疎通には特に努力をせずともできるのではないか」、「多くの意見や価値観に触れる機会が少ないのではないか」という観点から「町内の同学年の小学生全員が宿泊を通して交流する機会を設けることで、コミュニケーション能力の向上を図ることができないか」と考え、次の取り組みを提案します。
 
 
~Eチームの提案~
 

 「あそびるでぃんぐ」と題した取り組みは、国立大雪青少年交流の家を拠点に、独自の「あそび」をつくることで誰とでも積極的にコミュニケーションを取ることができる児童を増やすことがねらいです。対象は、児童や保護者の負担、継続性を考慮し、4年生から3年をかけて実施します。教育委員会が主体となり、学生や地域のボランティアがサポートしていく運営体制とします。平日は授業後に交流の家に移動し、班ごとにあそびを計画します。最終日となる土曜日に「あそび」を発表し実際に遊んでみることとします。学年により「あそび」のルールも変えることで他の班との協力する力やコミュニケーション能力の向上が期待されます。

 児童たちが学校間を超えた交流をすることで、コミュニケーション能力の向上につながれば、地域と教育機関との横のつながりができることで、美瑛町の教育がさらに発展していくものと考えます。
 

Fチーム

Fチームの発表
 心身の成長につながる「運動遊び」場の設置が必要ではないか。教育現場で聞き取った声を美瑛の課題として捉え、心と体の成長を促進する幼児期からの運動遊びに着目しました。社会の変化により昔と比べ「遊び」に対する規制のようなものが強化され、自宅遊びが増えたことで運動遊びの機会が減少していると考え、Fチームは次の提案をします。
 
~Fチームの提案~
 

 自由にのびのび遊べる場「bi.park」です。公園の遊具は使わず自由な遊びができる環境を用意し、例えば子供達は木材にトンカチを使って釘を打ったり、木にロープをぶら下げてブランコのようにして遊びます。候補地は既存の場所を活用し、丸山公園と憩ヶ森公園、俵真布の森林を選定しました。まずは子供の運動遊びの重要性を知ってもらうことが重要です。実現に向けて「子供の遊び促進説明会」や「bi.park」運営事務局設立に向けた協力者の公募や運営費の支援など、美瑛町の協力が必要不可欠です。「bi.park」が叶うのであれば、運動遊びによる体力向上だけではなく、幅広い年代の子供たちとのコミュニケーションも図れます。さらには保護者や地域の方々も集まることで、コミュニティも形成され、子供たちの遊び場であることはもちもんのこと、大人同士のつながりの場としても機能することも期待できます。
 

コメンテーターからの講評

 教育という難しいテーマに挑んだ各チームへコメンテーターからは厳しい意見もありましたが、異業種のメンバーで約半年に渡り大変な思いで検討を重ねたそのプロセスを財産にしてほしいとエールを贈られていました。

 最後に浜田町長から「今回の提案にあたり、皆さんの真摯な思いと真剣なまなざしに感動しました。美瑛町のまちづくりにどう反映できるか可能性を探り生かせるものがあれば、実現させていきたい、その思いは強く持っています。」と締めくくりました。

講評の様子


お問い合わせ

政策調整課
電話:0166-92-4330

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マイリスト

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