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移住者の声

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移住者の声~岩本真諭さん一家~

岩本 真諭 さん一家

 2022年1月に移住をした岩本さん一家。20代のころ美瑛で宿を開くと決めてから、長野、伊豆、那須、御蔵島で宿経営を学び、やっと願いが叶ったご家族のインタビューをしました。

美瑛町へ移住したきっかけは?

 野球好きの長男がきっかけです。御蔵島中学校のときは3人しか在校生がいなかったので、野球部がありませんでした。運動部・文化部の2つだけ。長男は作文コンクールで「甲子園に行くのが夢」と書くくらい、野球を極めたいと言っていました。中学校までに野球部のあるところへ行き、そのまま高校に進めるようしてあげたいと思っていました。それと並行して、御蔵島では村営の宿の雇われオーナーをしていたので、20代のころからの目標である「自分達の宿を持つ」という次のステップに向かって動くことにしました。

 移住の時期はキリの良い高校進学のタイミングではなく、中学のうちに少しでもしっかりと野球を経験し、それでも野球をやりたいか判断できるように長男が中学2年生の冬に、夫だけ島に残り定住促進住宅へ移り住みました。次の経営者を育て、仕事やお客様を引き継ぎ、17年間お世話になった島の皆さんへのご挨拶など最後までちゃんとしてから島を離れたかったので、夫は今年の4月まで美瑛と島を行ったり来たりしていました。


▲旭川市内の野球強豪高校に通学する大輝君

移住前にどのような準備をしましたか?

 美瑛町の物件を探しているときに、たまたま見つけた移住フェアの情報から移住コーディネーターの後藤さんと夫婦揃ってオンライン面談をして「一度来てみてください」となり、2021年に3泊4日のプライベートツアーを組んでもらいました。宿を開業するため、1泊目は美瑛で長く宿を営んでいる方、2泊目は最近宿を始めた方など、会いたい人の希望を後藤さんにお伝えし、宿主のお話しを聞かせていただきました。「いつ移住する?」と話していたら、タイミング良く「学校の近くの定住促進住宅が空くよ、岩本家にぴったりの場所だよ。」と後藤さんから連絡が来て、「じゃあ行こう!」と決断しましたポンポン!と話が進み、入居できるタイミングに合わせた結果、冬の移住になりました。定住促進住宅に入居したおかげで、そこから人とのつながりが広がり、次男も友達ができ、また、後藤さんを介して宿を営む方達とのつながりができました。移住コーディネーターは、町内のあらゆる人とつながりがあるので、困りごとを相談するとヒト・コト・モノ全てを解決してくれる頼もしい存在ですし、友達や知り合いが一人もいない町でも安心感がすごくありました。

美瑛町の助成や支援制度を活用しましたか?

 前オーナーから購入したこの宿の修理や外の床貼り、サウナの組み立てなどに起業支援事業補助金を利用しました。


▲宿を始める前に美瑛の農家さんで働いたとき、その場で食べた野菜のおいしさに驚いた祐子さん。宿のご飯の食材は、海のもの以外全て美瑛100%。

移住前と移住後で変化したことはありますか?

 御蔵島は人口300人ほどの村なので、どこを歩いていてもみんな知り合い。朝に起きた出来事を夕方にはみんな知っているような感じです。みんなが我が子のように見ていてくれるので、子育てするには安心な場所でしたが気も張りました。美瑛に来てからは隣家が離れているので、気を張らなくなりました(笑)。ご近所は優しい方ばかりで、畑や草刈りのことなど、いろいろ教えていただけて幸せな環境です。自分の趣味や、好きな人とだけ関われるこの環境が最高です。


▲身体にいいものだけでご飯をつくろうと、味噌やお出汁などの調味料は全て祐子さん手作りの発酵調味料を使用。「発酵料理教室」も開催しています。

この先の夢や目標を教えてください。

 宿の横に家を建てるのですが、発酵調味料の販売やワークショップ開催を希望する方が多いので、1階に町民の方が使えるコミュニティスペースと、季節の発酵調味料を販売するお店をつくります。農家さんが大切に育てた野菜の中には、形や大きさの違いだけで規格外になるものがあります。その野菜を買い取り、発酵調味料や発酵ジュースにして提供し、美瑛産野菜のおいしさを知っていただけるような、農家さんにもお客様にも優しいお店にしたいです。

お問い合わせ

住民生活課 移住定住推進室
電話:0166-74-6171

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